コラム

不動産投資ローンの金利相場一覧!金利を下げるには4つのポイントが重要

不動産投資ローンの金利相場をご存知ですか?
実は、提供している金融機関や、事前に講じる対策によって金利は大きく変動するんです。
この記事では、そんな不動産投資ローンの金利についてご紹介します。

金融機関ごとの不動産投資ローン金利相場

不動産投資ローンを提供している金融機関は、大きく5つに分けられます。
以下にそれぞれの金利相場を一覧化しました。

都市銀行(メガバンク):1.0%前後地方銀行:1.5~4.5%程度信用金庫・信用組合:2.0~3.0%程度ノンバンク:2.9%~4.5%程度日本郵政金融公庫:1.2~2.0%程度

都市銀行は、融資条件が厳しいものの、金利相場は安い傾向に。
逆に、ノンバンクは融資が下りやすいぶん、金利相場は高い傾向にあります。
各金融機関ごとの特徴やメリット・デメリット、おすすめの物件などは「【2021年4月最新版】不動産投資ローン徹底ガイド!銀行ごとの特徴や魅力」に詳しくまとめています。

ぜひ併せてご覧ください。

不動産投資ローンの金利を下げる4つのポイント

不動産投資の成否に大きく影響する「金利」。
不動産投資ローンの金利を下げるためには、4つのポイントを押さえておくことが重要です。

  • 収益性の高い物件(特にマンション)を選ぶ
  • 可能なかぎり属性を引き上げておく
  • 固定金利ではなく変動金利を選ぶ
  • 提携ローンや投資実績が豊富な不動産会社を選ぶ

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

収益性の高い物件(特にマンション)を選ぶ

不動産投資ローンの融資審査では、個人の属性(年収や勤続年数など)に加え、不動産投資物件の収益性にも入念なチェックが入ります。
そのため、物件の収益性が高ければ高いほど、金利の引き下げに有利となります。
不動産の中では、アパートよりもマンションが低金利になりやすいと言われています。
なぜなら、アパートに比べて、

  • 立地条件がいい
  • 賃料が安定している
  • 中古市場でも売買が活発

という傾向があるためです。

可能なかぎり属性を引き上げておく

物件の収益性だけでなく、個人の属性=借りる人の「信用の尺度」も上げておきましょう。
引き上げられる属性としては、以下の4つが挙げられます。

  • 年収
  • 勤務先情報
  • 貯蓄額
  • 金融事故などの経験

年収や勤務先情報(職業や肩書、勤続年数など)をすぐに変えることはできませんが、転職直後は避け、安定した状態で融資審査を受けることをおすすめします。
貯蓄額は「年収や年齢に応じて多いか少ないか」という観点でチェックされます。
タンス預金や、あちこちに分散している預金があれば、メインバンクに集約しておきましょう。
頭金を多めに準備できるという点も、融資審査において有利に働きます。
金融に関わる経験も大きなポイント。
支払いの遅延などの金融事故は、融資審査におけるマイナス評価となります。
逆に、不動産投資経験がある場合には高く評価されますので、積極的に不動産投資のポートフォリオ(実績)を作り、属性の引き上げに役立てましょう。

固定金利ではなく変動金利を選ぶ

一般的に、変動金利は固定金利よりも金利が低くなる傾向にあります。
金利が変動しない固定金利は安定性が高く、収支計画が立てやすいという利点がありますが、不動産投資ローンを低金利で借りたい場合には少々不利であると言えます。
半年に一度金利が見直される変動金利では、金利が低下することもあれば、逆に上昇してしまうリスクももちろんあります。

金利上昇リスクを抑えるためには、

  • 融資期間をできるだけ短めに設定する
  • 融資期間中の金利相場を詳細にシミュレーションする

の2点が重要です。

提携ローンや投資実績が豊富な不動産会社を選ぶ

不動産会社によっては、金融機関との提携により、他よりも好条件で融資を受けられる場合があります。
また、融資審査には「不動産投資の収益性=不動産を運用・管理する不動産会社の実績」も含まれるため、不動産投資実績が豊富な不動産会社を選ぶことも金利引下げに有効です。

不動産会社を選ぶ際には「信頼」が一番のポイントとなりますが、

  • 金融機関と提携しており、好条件で融資を受けられる可能性が高い
  • 不動産投資実績が豊富で、融資審査時にも有利な評価を得られる

という点にも注目し、判断することをおすすめします。

まとめ

今回は、金融機関ごとの不動産投資ローンの金利相場と、金利を引き下げるためのポイントをご紹介しました。
改めてポイントをおさらいしておきましょう。
不動産投資ローンの金利を引き下げるためには、

  • 収益性の高い物件(特にマンション)を選ぶ
  • 可能なかぎり属性を引き上げておく
  • 固定金利ではなく変動金利を選ぶ
  • 提携ローンや投資実績が豊富な不動産会社を選ぶ

の4つを意識することが重要です。
できるかぎり低金利で不動産投資ローンを組み、高い収益を上げるために、この記事が役立ちましたら幸いです。

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