コラム
信頼できる不動産会社の見分け方とは?投資パートナー選定の秘訣
突然ですが、「不動産投資を成功させるための要因」は何だと思いますか?
不動産投資情報提供サイト「不動産投資TIMES」の調査によると、不動産投資を成功させる要因ランキングの上位には「不動産投資やローンなどの知識」「投資用物件や立地などの調査」に続き、「不動産会社の選定」がランクインしています。
それでは、信頼できる不動産会社を選定するにはどうすればいいのでしょうか?
この記事では、そんな「信頼できる不動産会社の見分け方」をご紹介します。
信頼できる不動産会社の見分け方
通常、「信頼」という目に見えないものを推し量ることはなかなかに困難です。
しかし不動産会社の場合は、いくつかのポイントをチェックしさえすれば、ある程度「信頼」の度合いが見えてきます。
そのポイントとなるのが以下の5つです。
- 不動産投資の成功実績が多い
- 会社の規模が大きく、資本金が多い
- リスクも踏まえた詳細なシミュレーションを作る
- 物件のリスクやデメリットも説明する
- 無理のないキャッシュフローを提案する
不動産投資の成功実績が多い
不動産会社の信頼をはかるもっとも重要なポイントが、「不動産投資で成功した実績が多いこと」です。
この際大切なのが、ただ単に成功実績が多い不動産会社を選ぶのではなく、「自分の理想とする不動産投資とよく似た条件の成功実績」がある会社を選ぶこと。
ホームページなどに成功実績が紹介されていたら、
- 投資用物件の種類
- 投資用物件があるエリア
- 不動産投資の規模
などが同じ、あるいは類似しているかどうかを確認するようにしましょう。
会社の規模が大きく、資本金が多い
パートナーである不動産会社が倒産してしまうと、物件管理業務が大きく滞るなどの不利益を被る恐れがあります。
そうしたリスクを避けるためにも、ある程度の規模があり、資本金も多い不動産会社を選んだほうがいいでしょう。
会社の規模が大きい=従業員が多い、という点も信頼できるポイントです。
従業員が多いということは、
- さまざまな知識や経験を備えた優秀な担当者に出会える可能性が高い
- 大勢の従業員を雇用できるだけの利益をあげている
- すぐに人が辞めてしまいうような劣悪な環境の会社ではない
と考えられるためです。
リスクも踏まえた詳細なシミュレーションを作る
不動産会社が作成してくれるシミュレーションは、物件購入後のイメージを形成する大切なものであり、投資家が物件を検討するための重要な判断材料となります。
信頼できる不動産会社であれば、さまざまなリスクを考慮し、はっきりとした根拠に基づいたシミュレーションを作成してくれることでしょう。
投資家の利益を考えず、自社の利益のみを追求するような不動産会社であれば、見積もりの甘い杜撰なシミュレーションを提出してくることでしょう。
見積もりの甘いシミュレーションは、一見すると利回りがよく、多くの収益を得られそうに感じられるかもしれません。
しかし、いざ運用してみるとシミュレーションと現実が大きく乖離してしまい、期待していた収益を得られない場合がほとんどです。
シミュレーションを見る際には、それをただ鵜呑みにするのではなく、それぞれの数値がどういった根拠をもとに作成されているのかを確認するようにしましょう。
物件のリスクやデメリットも説明する
不動産会社にとって、投資家に物件を購入してもらうことは極めて重大な使命です。
だからといって、意図的にリスクを隠し、甘い言葉で惑わせて物件購入を迫るような不動産会社は、到底信頼などできません。
本当に信頼できる会社は、物件のリスクやデメリットも包み隠さず説明してくれるはずです。
そのうえで、リスクを回避する方法や対策を一緒に考えてくれることでしょう。
無理のないキャッシュフローを提案する
いくら高い利回りが期待できる物件であっても、物件からの収益を期待してキャッシュフローを組んでしまうと、何かあった際に首が回らなくなってしまいます。
にも関わらず、「家賃収入があるから大丈夫ですよ」などと言って購入を迫ってくる不動産会社には要注意。
不動産会社の中には、「物件を買わせる」ことのみを目的とし、その後の「物件を運用する」ことはほとんど考慮してくれない悪徳会社もいるためです。
信頼できる会社であれば、物件購入後のことも真摯に考え、無理のないキャッシュフローを提案してくれるはずですよ。
こんな不動産会社には要注意
ここまで「信頼できる不動産会社」の特徴をお伝えしてきましたが、逆に、この段落では「注意が必要な不動産会社」の特徴をご紹介します。
とりわけ気をつけたいのが、以下の3点です。
- 「絶対」「確実に」などの強い言葉で誘導してくる
- 投資家を焦らせて契約を急がせようとする
- メリットばかりを強調してくる
「絶対に利益が出ます!」
「この物件は人気なので、今見逃すと後悔しますよ」
などの文句が出てきたら要注意。
投資家の利益は度外視し、自社の利益だけを追求する悪徳会社の恐れがあります。
甘い言葉や焦らせる言葉に惑わされず、本当に付き合っていい不動産会社かどうか、冷静になって見極めるようにしましょう。