コラム

ウェルスナビとは?ラクして投資できるって本当?その実態を調べてみた

「投資の知識がなくてもプロ並みの運用ができる」

「ロボアドバイザーが最適な運用プランを提案してくれる」

などの理由で、投資初心者の方や忙しいビジネスマンから人気を集めている「ウェルスナビ」をご存知でしょうか。

この記事では、全自動資産運用サービス「ウェルスナビ」について分かりやすく解説しています。

「投資を始めてみたいけど、何から手をつければいいのか分からない……」

「資産形成に興味があるけど、忙しすぎて投資の勉強をしている暇がない……」

そんな方は、ぜひこの記事をお役立てください。

WealthNavi(ウェルスナビ)とは

「WealthNavi(ウェルスナビ)」とは全自動の資産運用サービスのことで、いわゆるロボアドバイザー(ロボアド)の一種です。

ロボアドバイザー(ロボアド)とは
「ロボット(AI)」と「アドバイザー」を組み合わせた造語のこと。証券会社などが保有するAI(人工知能)を活用し、投資診断や投資アドバイス、運用などを行ってくれるサービスを指す。
ロボアドには「アドバイス型」と「投資一任型」の2種類があり、アドバイス型:ロボアドは助言だけを行い、実際の買付などは投資家自身で行う投資一任型:提案内容を了承するだけで運用をすべて一任できるが手数料が高いという特徴がある。

ウェルスナビは「投資一任型」のロボアドですので、利用者がポートフォリオ(最適な資産の組み合わせ)を了承すれば、その内容通りに買付などが進められます。

ポートフォリオは、6つの質問に基づく「リスク許容度(5段階)」に応じて作成されますので、ハイリスク・ハイリターンの運用を希望する人、ローリスク・ローリターンの運用を希望する人それぞれに応じた最適なポートフォリオを提案してもらうことができます。

ウェルスナビでは、AIによる膨大なデータ分析をもとに、6〜7つのETF(上場投資信託)を通じて世界約50カ国の1万1,000銘柄に自動で分散投資。

加えて、資産配分の決定やリバランス、税金の最適化まで自動で行ってくれるため、投資初心者でもプロ並みの運用ができるとされています。

そんなウェルスナビが正式に運用をスタートしたのは2016年7月のこと。

その後も着々と利用者を増やし、2022年3月25日時点の預かり資産は6,500億円を突破。

運用者数も31万人を超える(2021年12月31日時点)など、国内のロボアドサービスにおいてトップレベルの実績を誇っています。

ウェルスナビのメリット

ウェルスナビにはさまざまなメリットがありますが、特に大きなものが以下の5つです。

  • 面倒な運用をすべて一任できる
  • おまかせNISAを利用することも可能
  • 積立投資で中長期的な資産形成ができる
  • スマホ1台で資産運用を行える
  • 無料の事前診断に答えるだけで最適なプランを提案してもらえる

面倒な運用をすべて一任できる

ウェルスナビ最大のメリットが、面倒な運用をすべてロボアドにお任せできる点ではないでしょうか。

ウェルスナビのロボアドには膨大な実績と知見を蓄積したAIが搭載されているため、

「投資を始めたいけど勉強している時間がない」

「以前、投資で失敗してしまってから苦手意識がある」

という方でも安心して運用を任せることができます。

おまかせNISAを利用することも可能

ウェルスナビで利用できる「おまかせNISA」。

おまかせNISAには最大120万円(年間)の非課税枠が設けられていますので、非課税枠の範囲内であれば、通常約20%かかる税金を支払うことなくお得に資産運用をすることができます。

おまかせNISAを利用するには、NISA口座を開設するだけ。

あとはウェルスナビのロボアドが優先的にNISA口座で資産購入をしてくれますので、年間120万円の非課税枠を最大限活用することが可能です。

積立投資で中長期的な資産形成ができる

「長期・積立・分散」によるリターン最大化を運用の柱としているウェルスナビ。

10~30年などの長期間にわたってコツコツと利益を積み重ねていくスタイルのため、一時的に相場が不安定になった場合でもダメージを最小限に抑え、中長期的に安定した資産形成ができると期待されています。

スマホ1台で資産運用を行える

ウェルスナビの資産運用は、スマホ1台で完結してしまうのも大きなメリットです。

App Store、Google Playそれぞれで配信されているアプリ(無料)を利用すれば、資産運用状況の確認はもちろん、入金や取引もできるため、通勤時間や休憩時間などの隙間時間を利用して資産運用することができますよ。

アプリでは市況分析やコラムなども閲覧できるため、投資の勉強をしたい方にもおすすめです。

無料の事前診断に答えるだけで最適なプランを提案してもらえる

ウェルスナビでは、利用者一人ひとりに合ったプランを提案するため、6つの質問を通じてリスク許容度を無料診断しています。

質問内容はとりわけ難しいものではなく、

  1. 年齢
  2. おおよその年収
  3. おおよその金融資産
  4. 毎月の積立額
  5. 資産運用の目的
  6. 株価が1ヶ月で20%下落した時の対応

を選択肢から選ぶだけ。

回答をもとにリスク許容度(5段階)と目標金額が設定され、それに応じた最適なプランが提案されます。

リスク許容度は任意で変更することもできますので、ご自身の理想や目的に合わせた運用ができますよ。

ウェルスナビのデメリット

もちろん、ウェルスナビにはデメリットもあります。

  • 手数料が年率1.1%と高め
  • 最低投資金額が10万円
  • つみたてNISAには対応していない
  • 短期間でリターンを得ることは難しい

とりわけ「手数料が年率1.1%(税込)もするのは高い」と感じる人が多く、SNS上では手数料の高さに言及している人も多く見られます。

しかし、

  • リバランスや税金の最適化まで行ってくれる「投資一任型」のロボアドであること
  • 投資の勉強をする手間や時間、お金などを大きく削減できること

を考えると、この手数料も妥当と思えるのではないでしょうか。

また、手数料が最大0.99%(税込み)まで割引される「長期割」もありますので、長く利用すればするほどお得に運用することも可能です。

メリットだけでなくデメリットも正しく把握したうえで、ぜひ、ウェルスナビを利用するかどうかをご検討ください。

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